「第27回 病診連携Wの会」報告

(2005.6.11更新)

上記総会は、予定通り平成17年6月9日多数の出席者を得て開催されました。
ご出席を戴いた先生方には厚く感謝申し上げます。
今回も、神奈川区のみでなく、保土ケ谷区、鶴見区、港北区の中核病院の先生がたも参加され、済生会神奈川県病院のみでなく、医療圏としての患者のための医療連携の確立への努力がなされる方向に話題も広がり、大きな進展をみつつあることを実感した。
まず、アルツハイマー型痴呆に関して、病診連携に結びついた話題が提供された。
ついで、最近の甲状腺疾患について、済生会神奈川県病院の専門外来からの諸問題について連携を中心に提案、提示があった。
「病診連携の問題点」は、アンケート回答を中心にきめ細かく分析がなされ、当初からの永遠の問題である、現場担当者の赤裸々な発言も加えられ、緊急時、ベッド不足時、少数ではあるが避けられない連携にたいする理解不足の診療所側、病院側の両者の対応についても活発な意見の交換があり、むしろ相互理解を深めることになった。他区、他病院等からの参加者からも忌憚のない意見がのべられ、「顔の見える病診連携」により誤解の解消される事が示され有意義であった。
「今後の医療連携の展望について」は来年度の医療改正についての最近の見解をのべつつ、医療連携による地域医療資源の有効利用の面からも興味深いライフコースアプローチ的方向について述べられた。患者の視線からもこのような地域医療と連携のあり方がさらに論議されよう。
最後に、「Wの会ホームページメインテナンス」について世話人会からの提案があり、HPへのアクセス数の増大と共に会員名簿、会則などの見直しの必要性について述べられた。
今後、会の実質的な発展を期して、総会出席者を重視したページと会員名簿の見直しを含め検討を加える予定であるが、会員諸先生方の益々のご理解とご協力を期待したい。
世話人一同


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