「第33回 病診連携Wの会」世話人会報告

(2010.9.28更新)

「第33回 病診連携Wの会総会」(11月1日)を前に、世話人会が9月10日に開かれた。前回の総会のときに、済生会神奈川県病院が流動的に動き出している内容が報告されたが、新たに東部病院の國本先生が来年度より、済生会神奈川県病院に常勤医として移籍するととともに、念願の地域神経内科の整備構想をしめされた。地域で実地医が診療している神経疾患患者を、病診連携を通して神経専門医とともに診療することにより、よりよい医療をめざすということが目標である。既に、急性期の診療に関しては地域中核病院を中心にクリティカルパスもほぼ確立して、各地で稼動している。しかし、慢性期に移行した患者が定められた入院期日を過ぎると慢性期病院、在宅へと移るに際しての問題点、また日常遭遇する、一般神経疾患患者、認知症の鑑別診断から、慢性、進行性神経疾患の診断、管理、治療に関する諸問題が残されている。これらの問題について、顔の見える病診連携の基本的な考えと地域医療の立場に沿って立ち上げる意向である。医師および患者の人数の問題、病院側の基本方針なども配慮し、地域の実地医家との忌憚のない意見交換を通じて、両者の相互理解のもとに、今後は神経疾患の診療も加えてさらによりよい病診連携を模索したい。 世話人一同


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